コンクリートは、建築土木工事の現場において幅広い用途で使用される材料のひとつです。
生活している中でよく目にするものですが、何からできているかご存知ない方も多いのではないでしょうか?
今回はコンクリートの原料について、わかりやすく解説していきます。
▼コンクリートの原料
■セメント
細かく砕いた石灰石・粘土・石・鉄などを焼き上げ、乾燥させた粉末のことを指します。
水と混ぜ合わせることで材料を接着させ、コンクリートの強度を上げるための重要な材料です。
コンクリート以外にも、モルタルの原料として使用されています。
■骨材
砂や砂利を骨材と呼び、粒子の大きさによって2種類に分類されます。
・細骨材…粒径5mm以下の粒が全体の85%以上に含まれているもの
・粗骨材…5mm目ふるいに質量で85%以上たまるもの
骨材は原料の中でも大部分を占め、コンクリートの質を左右する重要な材料なので適切なものを選ぶことが大切です。
■水
コンクリートを固めるために必要になるのが、水(練り混ぜ水)です。
練り混ぜ水には主に上水道水が使用されるほか、河川水・地下水・井戸水なども使用されます。
上水道水以外の水を使用する際は、JIS(日本規格協会)の品質規定の検査を通過しないといけません。
その他にも一定の基準を満たせば、回収水の使用が認められる場合もあります。
■混和材料
コンクリートの強度や耐久性を向上させるために使用される、薬剤の総称です。
・混和剤…AE剤や減水剤など、コンクリートの容積として算入する必要のないもの
・混和材…フライアッシュや膨張材など、添加量が多くコンクリートの容積として算入すべきもの
混和材量を使用すると、コンクリートの品質を高める効果が期待できます。
▼まとめ
コンクリートの原料は主に、セメント・骨材・水・混和材料です。
一般的な原料が多いですが、使用目的に応じてこれらの配合を緻密に計算しコンクリートは製造されます。
『株式会社匠輝』では、正確で安全なコンクリート製品製造を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。