打設の際に振動させる理由とは?

建設現場では、コンクリートを固める際に振動を加えます。
これを「締固め」と呼び、コンクリート打設の工程で欠かせない作業の1つです。
では、なぜ打設の際に振動させる必要があるのでしょうか。
▼打設の際に振動させる理由
コンクリートは放置すれば自然に固まりますが、流し込んだ後に必ず振動を加えています。
これは、コンクリートに含まれる気泡を取り除くためです。
なぜ気泡を取り除く必要があるのかというと、気泡が含まれたまま固まるとコンクリート内に隙間ができて強度が下がる可能性があるからです。
つまり、振動を加えることによってコンクリートに隙間がなくなり強度が高まります。
▼締固めに使うバイブレータについて
コンクリートに振動を加えることを「締固め」といい、この作業ではバイブレータという機械を用います。
バイブレータを使うことで、コンクリートの内部の気泡まで取り除くができるのです。
そして、バイブレータには型枠の外側から振動させる型枠振動方式と、コンクリートの中にバイブレータを入れる内部振動方式の2種類があります。
多くの場合は均一に振動を与えられる内部振動方式が使われ、型枠振動方式はサブバイブレータとして使われています。
▼まとめ
打設の際に振動させる理由は、コンクリートに含まれる気泡を取り除くためです。
気泡が含まれたまま固まるとコンクリート内に隙間ができ強度が下がる可能性があるため、隙間をなくす必要があるのです。
そして、締固めにはバイブレータという機械が使われています。
バイブレータを用いることでコンクリートの内部まで振動させることができ、強度の高いコンクリートに仕上がります。

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