コンクリートを型枠に流し込む作業をコンクリート打設といいます。
この作業はただコンクリートを流し込めばいいというわけではなく、やり方によってはコンクリートの強度が下がってしまうため注意が必要です。
そこで今回はコンクリート打設の注意点について解説します。
▼コンクリート打設の注意点
■時間をかけすぎない
コンクリートは時間が経つにつれて固まっていきます。
そのため、時間をかけすぎると作業中に硬化が始まり作業しにくくなる恐れがあります。
一度作業を始めたら、間隔を空けることなくスピーディーに作業を行いましょう。
■十分に締固めを行う
締固めは、コンクリートの精度を決める重要な作業です。
締固めが不十分だとコンクリート内に隙間ができて強度が下がるため、隅々まで締固めを行いましょう。
■急激な乾燥を防ぐ
コンクリートを固めるためには乾燥させる必要がありますが、急激な乾燥はコンクリートの精度が下がる可能性があります。
そのため、しっかり硬化させるためにも時間をかけて乾燥させることが大切です。
■雨の日は作業をしない
コンクリートはセメントと水が化学反応を起こすことで固まる仕組みを利用しているため、材料の配分は細かく計算されています。
しかし、作業中に雨が降っているとコンクリート内に含まれる水の量が増え、想定していた強度に達さない場合があります。
コンクリートの強度を維持するためには、雨の日の作業を避けることが大切です。
▼まとめ
コンクリート打設の注意点は、以下の4つです。
・時間をかけすぎない
・十分に締固めを行う
・急激な乾燥を防ぐ
・雨の日は作業をしない
コンクリート打設はコンクリートの精度が決まる重要な作業のため、正しいやり方で行いましょう。