ボックスカルバートを現場で打設する際も、一般のコンクリート打設と同じようにコンクリートを流し込む必要があります。
しかしボックスカルバートの場合、通常のコンクリート打設とは異なる手順が必要です。
今回は、ボックスカルバート打設の順番について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
▼ボックスカルバート打設の順番
ボックスカルバートの打設も、基本的には通常のコンクリート打設と同じ順番で行います。
一般的なコンクリート打設は以下のような流れです。
①基礎工、均しコンクリート
②足場組立
③鉄筋組立
④型枠組立
⑤伸縮目地、止水板設置
⑥コンクリート打設
⑦養生
⑧型枠脱枠や埋め戻しなどの処理
⑨テスト
■ボックスカルバート特有の手順は?
ボックスカルバート打設の場合は、上記の手順のうち「型枠組立」の部分に違いがあります。
地面や柱などとは異なり、ボックスカルバートは大きな筒状の構造物です。
そのため、打設の際は底・壁・頂というように複数の部位に分けて型枠を作らなくてはなりません。
通常の打設に加えてより緻密な工事が必要なのが、ボックスカルバート打設の特徴と言えるでしょう。
▼まとめ
ボックスカルバート打設も、基本的には通常のコンクリート打設と手順は同じです。
異なるのは型枠の組み立て方です。
ボックスカルバートは筒状ですので、底・壁・頂など複数の部位に分けて順番に組み立てなくてはなりません。
もしボックスカルバート打設の現場に立ち会う機会があれば、特殊な工法を観察してみてください。
高い技術によって作られる様子に驚くはずです。