コンクリートの凍害症状について

コンクリートの内部で水分が凍結することを凍害といいます。
凍害は、コンクリートの性能を低下させてしまう原因のひとつです。
今回は、コンクリートの凍害の症状についてご紹介します。
▼凍害症状
大きく分けると下記の2種類があります。
■初期凍害
コンクリートを打設し、硬化前に水分が凍結することを「初期凍害」といいます。
コンクリートは水和反応により硬化しますが、コンクリート打設後に気温の低い日が続くことで水和反応が出来ず、強度を保てなくて初期凍害が起こってしまいます。
初期凍害を防ぐためには、外気温の確認や打設後の適切な養生が大切です。
■凍結融解作用による凍害
硬化したコンクリート内部の水分が凍結と融解を繰り返すことを、コンクリートの「凍結融解作用」といいます。
コンクリート内部の水分が凍結し、約9%の体積膨張が起きることがひび割れの原因です。
ひび割れた箇所は水分が入りやすく、凍結・膨張・融解を長期間繰り返すことでコンクリートの劣化が進んでしまいます。
▼凍害が進むと雨漏りも
見た目が悪くなることはもちろん、放置してしまうと建物が腐食して雨漏りしてしまうこともあります。
大掛かりな工事になり費用が高額になってしまわないように、早めに対策をとることが大切です。
早期対応を心掛けることで、建物の外観や内部を守ることができるでしょう。
▼まとめ
コンクリートの冷害症状は放置し進行させてしまうとリスクが高まるため、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。
『株式会社匠輝』では、高層ビルなどの床のベースとなる部分のコンクリート床版製造を行っております。
お困り事がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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