一口にバラスといってもその種類はさまざまで、それぞれ用途が異なります。
そのためどれを使えばいいのか、頭を悩ませる方も多いでしょう。
そこで今回はバラスにはどのような種類があるのか、その規格について詳しくご紹介しましょう。
▼バラスの規格について
■単粒度砕石
単粒度砕石とは岩石を砕いた後に規定のふるいをかけ、大きさを揃えたものです。
サイズはS5〜S60まであります。
主にコンクリートなどの材料として使われますが、大きさによって庭に敷いたり基礎に使われたりとさまざまな用途に用いられます。
■粒度調整砕石
粒度調整砕石とは岩石を砕いた後ふるいにかけて、ある程度粒の大きさを揃えたものです。
大きさが揃っていることからしっかりと締め固めることができるため、道路の上層に利用されます。
■クラッシャーラン
クラッシャーランは、岩石を砕いただけのものを指します。
ふるいにかけていないため、大きさはまちまちです。
リーズナブルで、駐車場や舗装工事の路盤材などに利用されます。
■再生砕石
再生砕石は、クラッシャーランにコンクリートなどの廃材を混ぜたものを指します。
建設現場でもリサイクルが勧められるようになってから、よく利用されるようになりました。
再生粒度調整砕石というものもあり、これは再生砕石を選別し粒の大きさを揃えたものを指します。
■割栗石
岩石を割って作るもので、大きさが100〜250mmほどのものを指します。
地盤作りや庭づくりによく利用されます。
▼まとめ
バラスは作り方などによって単粒度砕石・クラッシャーランなどさまざまな規格があり、それぞれ特徴も異なります。
サイズが細かく分かれているものもあり、それにより用途が異なることもあります。
バラスを利用する場合は、これらを把握し用途にマッチするものを選びましょう。