「混和剤」という言葉は、建設関係の仕事をしている方なら一度は聞いたことがあるでしょう。
しかし、具体的にどんな時に使うものなのか知らないという方もいるでしょう。
そこで今回は、混和剤とはどんな時に使うものなのか解説します。
▼混和剤とはどんな時に使うもの?
そもそも混和剤は、コンクリートを作る際に入れる材料の1つです。
つまり、コンクリートは水・骨材・セメント・混和剤によって作られています。
混和剤にはさまざまな種類があり、コンクリートの種類によって用いられる混和剤が異なるのです。
たとえば流動性を高める減水剤、耐凍害性を高めるAE剤、初期強度の発現を早める硬化促進剤など他にもいくつかあります。
混和剤を用いることで、さまざまな特徴のコンクリートを作ることが可能です。
▼「混和剤」と「混和材」の違い
混和材料には「混和剤」と「混和材」の2種類があります。
同じものを指していると思われがちですが、実はこの2つは違うものを指しているのです。
「混和剤」は使用量が少なく、減水剤・AE剤・高性能AE減水剤といった液体を指します。
一方「混和材」は使用量が多く、フライアッシュ・膨脹材・高炉スラグ微粉末といった紛体を指します。
このようにそれぞれ違うものを指しているため、間違わないように注意しましょう。
▼まとめ
混和剤はコンクリートの材料の1つで、コンクリートを作る際に使用するものです。
また混和材料には「混和剤」と「混和材」の2種類があり、混和剤は使用量が少ない液体、混和材は使用量が多い紛体を指します。
それぞれ違うものを指しているため、間違わないように注意しましょう。