コンクリート締固めの注意点について

締固めとは、コンクリートを型枠に流し込んだ後に振動を加える作業のことです。
締固めが不十分だとコンクリートの強度が下がるため、慎重に行う必要があります。
そこで今回は、コンクリート締固めの注意点について解説します。
▼コンクリート締固めの注意点
■バイブレータは現場の状況によって使い分ける
バイブレータには、コンクリート内部に入れて使う内部振動機と、型枠の外から振動を加える型枠振動機の2種類があります。
締固めは主に内部振動機を使用しますが、壁が薄い場所などで内部振動機を使うとトラブルの原因になるため型枠振動機を使います。
このようにそれぞれ特徴や適した場所が異なるため、状況に応じて使い分けることが大切です。
■バイブレータを1か所に長い時間当てない
内部振動機は1か所あたりの時間目安が5~15秒と決まっています。
これ以上当て続けると不具合が起きる可能性があるため、長時間1か所に当て続けないように注意しましょう。
■バイブレータを抜く時は慎重に
コンクリート内から勢いよく内部振動機を抜くと、コンクリートに穴が残り骨材が一部分に集まってしまいます。
そのため、内部振動機を抜くときはゆっくり慎重に抜きましょう。
▼まとめ
コンクリート締固めの注意点は以下の3つです。
・バイブレータは現場の状況によって使い分ける
・バイブレータを1か所に長い時間当てない
・バイブレータを抜くときは慎重に
締固めをしっかり行うことでコンクリートの精度を高めることができます。
そのため、正しいやり方で丁寧に作業しましょう。

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