コンクリートに起こる凍害の症状について

凍害とは、コンクリート内の水分が凍結することです。
凍害によってコンクリートの精度が下がる可能性があるため、注意しなければなりません。
では、凍害が起こるとどのような症状が見られるのでしょうか。
▼コンクリートに起こる凍害の症状
凍害の症状として多く見られるのが、ひび割れ・スケーリング・ポップアウト現象の3つです。
・ひび割れ:コンクリートの表面がひび割れを起こす
・スケーリング:コンクリート表面のセメントペーストが剥がれる
・ポップアウト現象:コンクリートの表面が皿状に剥がれ落ちる
これらは経年劣化によって起こることがほとんどで、一度発生すると時間とともに症状が進行していきます。
最悪の場合建物の構造部分に影響を及ぼす可能性があるため、凍害が疑われる場合はすぐに補修が必要です。
▼凍害の予防・対策
■定期的に業者にチェックしてもらう
初期凍害は症状が目に見えないことが多く、気がついたら症状が進行していたというケースも珍しくありません。
症状が進行するにつれて補修も大がかりになるため、早期発見が大切です。
そのためには、定期的に業者に点検してもらうのがおすすめです。
■塗装を施す
コンクリートに塗装を施すことで膜ができ、刺激から守ってくれます。
そうすることで凍害のリスクを抑えることができるでしょう。
▼まとめ
凍害の症状として多く見られるのが、ひび割れ・スケーリング・ポップアウト現象の3つです。
一度発生すると時間とともに症状が進行していくため、早期発見・早期対処が求められます。
定期的に業者にチェックしてもらったり、塗装を施したりすることで凍害の予防につながります。

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