墨出しで使用する道具とは?

建設業でおこなわれる墨出しは、大切な作業といわれています。
さまざまな現場で関わる作業ですが、実際にどんな道具を使うのでしょうか。
そこで今回は、墨出しで使用する道具についてご紹介します。
▼墨出しで使用する道具
■墨つぼ
墨出しをする際に使う正しく直線を引ける道具です。
つぼの中に墨を吸わせた状態の綿状のものが入っていて、中に糸を通します。
墨糸をはじいて、壁や柱に直線が引ける仕組みです。
■墨差し
竹で作られていることが多く、片方はヘラ状でもう片方はペン状の形をしています。
墨汁で垂直や水平の基準線が描け、主に短い直線の墨付けをする際に使う道具です。
■セオドライトトータルステーション
1つの地点から別の2点間の水平角と高度角を測る道具です。
距離と角度を一緒に観測できるので、平面位置を簡単に知れます。
■オートレベルレーザーレベル
地面の高低差や水準測量で、使用する道具です。
オートレベルとレーザーレベルがあります。
オートレベルはだいたい平らに据え付けられれば、視準線の自動補正が可能です。
レーザーレベルは、本体から光線を出すことができます。
■下げ振り器
地墨を打つ際に柱などがしっかり垂直に立っているかを、確認する道具です。
糸の先端に円錐形の重りが付いています。
▼まとめ
墨出しで使用する道具は墨つぼ・墨差し・セオドライトトータルステーション・オートレベルレーザーレベル・下げ振り器があります。
墨出しがきちんとできていないと建物の設計が難しくなってしまうので、どれも重要な役割を持つ道具です。

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