業界独自で使われる言葉は、一般の方にとっては聞き慣れないため不思議に感じるでしょう。
なかでも建設業で使われる「埋め殺し」という言葉は物騒に聞こえますよね。
では、埋め殺しとはどんな意味なのでしょうか。
今回は、埋殺しなど建設業で使われる言葉についてご紹介します。
▼埋め殺しの意味
埋め殺しとは、地中梁の型枠などを撤去しないで、そのまま土やコンクリートに埋めるという意味です。
本来は外して撤去しますが、どうしてもできないときはそのまま埋めることになります。
地中梁の工事をするとき、仮設の電気ケーブルがコンクリートなどで固まりどうにもできなくなると、殺して埋めてなどと指示されます。
意味は、電気が流れないようにして土に埋めてという意味です。
▼建設業で使われる言葉
他にも建設業では、狂う・暴れる・はめ殺しなどの言葉があります。
狂う・暴れるは、木材などの状態を表す言葉です。
乾燥や湿度の影響で曲がってしまうことを狂うといい、極端に曲がってしまい使用できない状態を暴れるといいます。
はめ殺しは、主に窓に使われる言葉です。
設置したけど稼働しない状態のことで、動かすことができない窓のことをいいます。
ちなみに最近は、Fix窓(Fix=固定)と呼ばれることが増えました。
▼まとめ
建設業における埋め殺しとは、撤去せずそのまま土やコンクリートに埋める意味です。
一般の方からすると事件が起きたように感じる言葉ですが、作業で必要な意味合いがあります。
埋め殺し以外にも、狂う・暴れる・はめ殺しなども建設業で使われる言葉です。