コンクリートの「打ち込み」とは、型枠の中にコンクリートを流し込む作業のことで「打設」とも呼ばれています。
この作業には、打ち込み許容時間が定められているのをご存知でしょうか?
そこで今回は、コンクリートの打ち込み時間と手順についてわかりやすくご説明していきます。
▼コンクリート打ち込みの許容時間
作業をする日の外気温によって、練り始めから打ち込み終了までの時間は変わります。
・外気温25℃を超える時…90分以内
・外気温25℃以下の時…120分以内
外気温が高いほど固まるのが早くなるので、許容時間は短く設定されています。
▼コンクリート打ち込みの手順
①打設工法の選定
コンクリートポンプ車を使用した方法や、コンクリートホッパーやバケットを使用した方法など種類があります。
打設の規模や条件によって、適切な打設工法を選定しなければなりません。
②打設計画
打設計画書を用いて、注意事項の共有や作業手順について打ち合わせ行います。
作業関係者全員が計画書の内容を把握し、理解した状態で作業を行う必要があるためです。
③打ち込み準備
型枠内や打ち込み設備の清掃、設計図面通りに作られているかの確認を行います。
また外気温によって許容時間が変わるので、工事当日の天候チェックが必要です。
④コンクリート受入検査
現場に届いたものが注文通りの配合であるかを確認し、スランプ試験や空気量の受け入れ検査を行います。
⑤打ち込み・締め固め
受入検査に合格したものを打設計画書通りに流し込みますが、打ち込み時間に注意しないといけません。
打ち込みの後はコンクリートが型枠の隅々まで行きわたるように、専用の機械を使って振動を与える締め固めの作業を行います。
▼まとめ
コンクリートの打ち込みには許容時間があり、外気温によって120分または90分と定められています。
ただ単に流し込むだけではなく、綿密な計画に沿って工事は行われています。
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